杉本 裕明– Author –
杉本 裕明
朝日新聞記者を経て、フリージャーナリスト。廃棄物、自然保護、地球環境、公害など、環境の各分野に精通する。著書に『ルポ にっぽんのごみ』(岩波書店)『ディーゼル車に未来はあるかー排ガス偽装とPM2・5の脅威』(同、共著)、『環境省の大罪』(PHP研究所)、『赤い土(フェロシルト) なぜ企業犯罪は繰り返されたのか』(風媒社)、『社会を変えた情報公開―ドキュメント・市民オンブズマン』(花伝社)など多数。NPO法人未来舎代表理事として、政策提言や講演会などをしている。
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不用品回収
新型コロナウイルスと闘うー大阪と埼玉のリユースと廃棄物処理の現場を見る
浜屋の大阪支店は、大阪府岸和田市の埠頭の近くにあり、前は海が広がっている。コンテナを積んだトラックが手前に、不用品回収業者のトラックが次々とやってくる。杉本裕明氏撮影 転載禁止 新型コロナウイルス感染症の拡大で、工場が閉鎖されたり、人の行... -
その他
小説からコロナウイルスを考える カミュの『ペスト』(新潮文庫)と篠田節子の『夏の厄災』(文春文庫)
新型コロナウイルスが猛威をふるっています。感染症の一つですが、世界的にはペスト、日本では日本脳炎が知られます。感染症をテーマにした小説も数多くありますが、ペストはカミュの『ペスト』(新潮文庫)、日本脳炎は篠田節子の『夏の厄災』(文春文庫)が... -
環境問題
もう一つの「太陽」を見た第五福竜丸――広島・長崎の後に起きたビキニ水爆実験の被曝漁船は、東京・夢の島にいた(下)
杉本裕明氏撮影 転載禁止 前回に引き続き、西太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁でアメリカの水爆実験に巻き込まれた、第五福竜丸についてご紹介します。 前回の記事 [inner_link post_id="2500"] 【第五福竜丸の乗組員が語った】 「証言・私の昭和史」⑥巻... -
環境問題
もう一つの「太陽」を見た第五福竜丸――広島・長崎の後に起きたビキニ水爆実験の被曝漁船は、東京・夢の島にいた(上)
杉本裕明氏撮影 転載禁止 広島、長崎の原爆による被曝から9年のちの1954年3月1日。西太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁。大音響とともに、西の空にもう一つの「太陽」が浮かび上がった。 巨大なキノコ雲が空を覆い、閃光が乗組員たちを襲った。やがて、白... -
その他
千曲川はなぜ決壊したのか(下) 役に立たなかった浅川ダムと、利根川の八ッ場ダムと渡良瀬遊水地の評価
浅川ダムは、集水域に雨がふらず、水を溜めることができなかった(長野市)。杉本裕明氏撮影 転載禁止 前回は、洪水による被害を防ぐために、堤防の強化と河川の浚渫(しゅんせつ)の必要性をとりあげた。今回は洪水対策としてダムがどの程度役立つのかを考え... -
その他
千曲川はなぜ決壊したのか(上) 弱かった堤防と河床掘削怠ったツケ
千曲川の決壊箇所は、鉄の矢板が打たれ、水が入ってこないようにしている。外側の埋めた土を重機で掘り返している(長野市)。杉本裕明氏撮影 転載禁止 昨年10月日本列島を襲った台風19号は各地に大きな被害をもたらしました。長野県では千曲川が氾濫し、長... -
不用品回収
不要品回収業者のことを正しく理解しよう⑦ 廃家電収集の実態は?
リユース業者に中古品を渡す回収業者さん。写真は記事とは関係ありません。杉本裕明氏撮影 転載禁止 不要品回収業者は、廃冷蔵庫・テレビなどの家電4品目やその他の小型家電を雑品スクラップ関連の輸出業者に大量に持ち込んでいたのでしょうか。筆者は2017... -
不用品回収
不要品回収業者を正しく理解しよう⑥ 規制強化の効果は?
港のヤードに山積みされた雑品スクラップ。写真は記事とは関係ありません。杉本裕明氏撮影 転載禁止 中国への破砕された家電を含む雑品スクラップの規制強化は、2017年の廃棄物処理法とバーゼル国内法の改正で行われることになりました。中国で有害物質を...