杉本 裕明– Author –
杉本 裕明
朝日新聞記者を経て、フリージャーナリスト。廃棄物、自然保護、地球環境、公害など、環境の各分野に精通する。著書に『ルポ にっぽんのごみ』(岩波書店)『ディーゼル車に未来はあるかー排ガス偽装とPM2・5の脅威』(同、共著)、『環境省の大罪』(PHP研究所)、『赤い土(フェロシルト) なぜ企業犯罪は繰り返されたのか』(風媒社)、『社会を変えた情報公開―ドキュメント・市民オンブズマン』(花伝社)など多数。NPO法人未来舎代表理事として、政策提言や講演会などをしている。
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環境問題
そして、藤前干潟は守られた インサイドストーリー③
藤前干潟とこどもたち藤前干潟を守る会提供 転載禁止 藤前干潟を守る会の代表だった辻敦夫さんは、1996年5月、名古屋市が開いた第1回公聴会で、5番目に登壇し、名古屋市役所の幹部らと、詰めかけた市民に訴えました。辻さんは、鳥の専門家でもあり、干潟を... -
環境問題
そして、藤前干潟は守られた インサイドストーリー②
ハマシギが餌をついばむ藤前干潟を守る会提供 転載禁止 名古屋市は、名古屋港に最後に残った藤前干潟を埋め立てごみの最終処分場にする計画を着々と進めていました。最後に環境アセスメントの手続きに入りました。その審査が通ると、運輸省(現国土交通省)... -
環境問題
そして、藤前干潟は守られた インサイドストーリー①
餌をついばむハマシギ藤前干潟を守る会提供 転載禁止 「いま振り返る藤前干潟保全の歴史」と題した藤前フォーラムが2023年2月19日、名古屋市の環境省稲永ビジターセンターで開かれました。この日のゲストは、河村たかし名古屋市長。筆者もフォーラムに参加... -
リサイクル
迷惑施設から再生可能エネルギーの供給基地に!下水処理場が変わる
各務原浄化センターの管理棟杉本裕明氏撮影 転載禁止 家庭から出た汚物・雑排水や事業所からの汚水・排水を受け入れ、浄化するのが、下水処理場の役目です。かつては迷惑施設として、立地や建設に対して住民の反対運動が起きたこともありましたが、最近は... -
リサイクル
ごみを燃やさない方法は?脱焼却目指す「固形燃料」化の行方(下)
バイオマス資源化センターみとよの外観エコマスター提供 前回は、高コストだったり、引受先が見つからなかったりしたことから、可燃ごみで造った固形燃料・RDFの製造をやめ、焼却処理に戻る自治体を見ました。今回は、事業者にRDF化を民間業者に委託した北... -
その他
ごみを燃やさない方法は?脱焼却目指す「固形燃料」化の行方(上)
紀北町のRDF製造施設の全景杉本裕明氏撮影 転載禁止 マイクロプラスチックによる海洋汚染問題への関心の高まりによって、プラスチックごみを含むごみ焼却の是非が改めて注目されています。昨年、プラスチック資源循環促進法が施行され、レジ袋の無料配布が... -
リサイクル
プラスチックの一括回収でリサイクル進める東京・日野市 高リサイクル率目指しSDGs未来都市宣言
東京都日野市の選別施設。できたばかりの施設だ プラスチック資源循環促進法が施行されておよそ半年。マイクロプラスチックによる海洋汚染の深刻化が世界的な問題となり、世界各国が使い捨てプラスチックの削減やリサイクルの動きを進めるなか、これまでの... -
リサイクル
廃プラスチックを再利用 ケミカル油化で環境教育とリサイクル推進
大手の化学会社や石油精製会社がプラスチックごみのリサイクルに取り組み始めています。注目されているのが、プラスチックごみを熱分解し、油を取り出すケミカル(化学)油化と呼ばれる方法です。 海外の技術を導入する動きが広がっていますが、今回は、プラ...