杉本 裕明– Author –
杉本 裕明
朝日新聞記者を経て、フリージャーナリスト。廃棄物、自然保護、地球環境、公害など、環境の各分野に精通する。著書に『ルポ にっぽんのごみ』(岩波書店)『ディーゼル車に未来はあるかー排ガス偽装とPM2・5の脅威』(同、共著)、『環境省の大罪』(PHP研究所)、『赤い土(フェロシルト) なぜ企業犯罪は繰り返されたのか』(風媒社)、『社会を変えた情報公開―ドキュメント・市民オンブズマン』(花伝社)など多数。NPO法人未来舎代表理事として、政策提言や講演会などをしている。
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環境問題
太陽光発電、紛争続発で規制条例化の波 長野県では県条例制定へ
長野県辰野町の工事途中で止まった太陽光発電パネル辰野町提供 転載禁止 2050年にCO2の排出量ゼロ(カーボンニュートラル)。地球温暖化をストップするために、世界の各国は2050年にCO2の排出量をゼロにしようと取り組みを進めています。その切り札が再生可... -
リサイクル
サーキュラーエコノミーに向けて邁進する廃棄物処理のリーディングカンパニー③汚染土を利用可能な土に生き返らせる成友興業
成友興業・ 城南島第二工場(東京都大田区)杉本裕明氏撮影 転載禁止 循環経済に向けて業界の先頭を走るリーディングカンパニーの4社を紹介した「建設廃棄物革命」(杉本裕明著、環境新聞社)のうち、今回は、汚染土を利用可能な土に生き返らせる成友興業(東京... -
リサイクル
サーキュラーエコノミーに向けて邁進する廃棄物処理のリーディングカンパニー② 技術開発進め、処理業から製造業に進化する大幸グループ
大幸グループの堺プラント大幸工業提供 転載禁止 循環経済に向けて業界の先頭を走るリーディングカンパニーの4社を紹介した「建設廃棄物革命」(杉本裕明著、環境新聞社)のうち、今回は、建設工事現場から発生する建設汚泥を原料にリサイクル製品を製造する... -
リサイクル
サーキュラーエコノミーに向けて邁進する廃棄物処理のリーディングカンパニー①混合廃棄物の高精度選別に賭ける高俊興業
東京都大田区のスーパーエコタウンにある高俊興業の東京臨海エコ・プラント杉本裕明氏撮影 転載禁止 サーキュラーエコノミー、循環経済、カーボンニュートラル。新しい時代の荒波が、産業界に押し寄せています。これらを満たすための大企業の動きは、サプ... -
環境問題
そして、藤前干潟は守られた インサイドストーリー⑦
藤前干潟で餌をついばむ藤前干潟を守る会提供 転載禁止 環境庁(環境省)埋め立て反対の動きに危機感を持った名古屋市は、藤前干潟の一角に人工干潟と、嵩上げ計画を進めました。これで野鳥と底生生物は守れると言おうというのです。「干潟絶滅計画じゃない... -
環境問題
そして、藤前干潟は守られた インサイドストーリー⑥
餌をついばんでいるハマシギ藤前干潟を守る会提供 転載禁止 新しく環境大臣になった真鍋賢二さんは、お忍びで藤前干潟を視察し、貴重な干潟がなくなろうとしていることに驚きました。東京に戻ると、庁内の幹部らを集めると、大号令を出しました。「一丸と... -
環境問題
そして、藤前干潟は守られた インサイドストーリー⑤
目の前に藤前干潟が広がる杉本裕明氏撮影 転載禁止 愛知県選出の河村たかし代議士は、環境庁(現環境省)幹部の要請を受けて、藤前干潟保全のために動き始めました。議員仲間を募り、政治の力で埋め立てを阻止しようとしますが、危機感を持った名古屋市はそ... -
環境問題
そして、藤前干潟は守られた インサイドストーリー④
藤前干潟の向こうに石油コンビナートの煙突が杉本裕明氏撮影 転載禁止 環境アセスメントの手続きを見ていた環境庁(現環境省)は、名古屋市に、代替地を探すよう文書で求めますが、名古屋市にはそんな気はさらさらありませんでした。環境庁の幹部らは、大臣...