杉本 裕明– Author –
杉本 裕明
朝日新聞記者を経て、フリージャーナリスト。廃棄物、自然保護、地球環境、公害など、環境の各分野に精通する。著書に『ルポ にっぽんのごみ』(岩波書店)『ディーゼル車に未来はあるかー排ガス偽装とPM2・5の脅威』(同、共著)、『環境省の大罪』(PHP研究所)、『赤い土(フェロシルト) なぜ企業犯罪は繰り返されたのか』(風媒社)、『社会を変えた情報公開―ドキュメント・市民オンブズマン』(花伝社)など多数。NPO法人未来舎代表理事として、政策提言や講演会などをしている。
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環境問題
リニア残土の処分場の候補地に重要湿地。開発と保護の狭間で揺れる岐阜県御嵩町(下)
これから美里湿地に入る杉本裕明氏撮影 転載禁止 東京と名古屋間の8割を地下トンネルで通過する予定のJR東海が進めるリニア中央新幹線。岐阜県ではいま、トンネル工事が佳境に差しかかっています。御嵩町では、美佐野ハナノキ湿地群の地下を通過、トンネル... -
環境問題
リニア残土の処分の候補地に重要湿地。開発と保護の狭間で揺れる岐阜県御嵩町(上)
リニア中央新幹線のトンネル工事を巡って、静岡県とJR東海との綱引きが続き、混迷の度を増していますが、岐阜県御嵩町では、JR東海が予定していた残土の埋め立て処分場の候補地が、環境省が指定した重要湿地と重なり、町民や自然保護団体などから重要湿地... -
環境問題
有機フッ素化合物・PFASが環境と人体を汚染する(下)
PFAS(ピーファス)と呼ばれる有機フッ素化合物による地下水や河川、人体への汚染――。今回は、国や東京都の調査結果を紹介し、海外の規制の動向もお伝えします。また、この問題に取り組むNPO法人ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議の代表理事、中下裕子... -
環境問題
有機フッ素化合物・PFASが環境と人体を汚染する(上)
最近、PFAS(ピーファス)という言葉を聞くことがあります。東京都や沖縄県の地下水から高濃度で検出されたとか、血液検査をしたら高い濃度の人が見つかったとか。フライパンの焦げ付き防止、ハンバーグやピザ用の油をはじく包装紙など、身近な製品に使われ... -
環境問題
イチョウの木を守れ!(下) 街路樹110本を皆伐した府中市と住民が抵抗する千代田区を見る
千代田区の神田警察通りのイチョウ並木杉本裕明氏撮影 転載禁止 イチョウの木をめぐって、前回は東京の神宮外苑の再開発計画を取り上げましたが、今回は、同じ東京都の府中市と千代田区のケースを紹介します。府中市は、513メートルにわたってイチョウの街... -
環境問題
イチョウの木を守れ! 開発によって公共空間を支える樹木の危機 音楽家の坂本龍一さんが伐採やめよと訴えた「神宮外苑再開発事業」(上)
有名なイチョウ並木。開発で影響を受けると指摘されている杉本裕明氏撮影 転載禁止 神宮の森で知られる東京・新宿区、港区などにまたがる明治神宮外苑。神宮球場と秩父宮ラグビー場を包み込むように樹木が茂り、有名なイチョウ並木が人々の心を和ませてき... -
環境問題
リニア新幹線工事の残土の行方 長野県と岐阜県の現場を見る
長野県豊岡村の埋めたて現場杉本裕明氏撮影 転載禁止 500キロのスピードで地下数百メートルの地下を走るJR東海のリニア中央新幹線のトンネル工事から大量の残土(建設発生土とも呼ばれます)が各地で発生しています。JR東海によると、その量は6,359万立方メ... -
リサイクル
サーキュラーエコノミーに向けて邁進する廃棄物処理のリーディングカンパニー④汚泥のリサイクルから埋立まで一貫処理体制 西日本アチューマットクリーン
E・フォレスト岡山の全景。管理型最終処分場が中央、右手に焼却施設と破砕施設が見える(岡山市)西日本アチューマットクリーン提供 転載禁止 循環経済に向けて業界の先頭を走るリーディングカンパニーの4社を紹介した「建設廃棄物革命」(杉本裕明著、環境...