杉本 裕明– Author –
杉本 裕明
朝日新聞記者を経て、フリージャーナリスト。廃棄物、自然保護、地球環境、公害など、環境の各分野に精通する。著書に『ルポ にっぽんのごみ』(岩波書店)『ディーゼル車に未来はあるかー排ガス偽装とPM2・5の脅威』(同、共著)、『環境省の大罪』(PHP研究所)、『赤い土(フェロシルト) なぜ企業犯罪は繰り返されたのか』(風媒社)、『社会を変えた情報公開―ドキュメント・市民オンブズマン』(花伝社)など多数。NPO法人未来舎代表理事として、政策提言や講演会などをしている。
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環境問題
処理はどうする?被災地の長野市に溢れる大量の災害廃棄物
杉本裕明氏撮影 転載禁止 10月に日本列島を襲った台風19号は日本列島に鋭い爪痕を残した。その一つ、千曲川が決壊した長野市では、長沼・豊野地区を中心に押し寄せた泥水に住宅は流され、膨大な泥がリンゴ畑を覆った。 市が設置した仮置き場には持ち込まれ... -
その他
自然豊かな長野県で進む太陽光発電事業の光と影
豊かな自然で知られる長野県は「灯油文化」でも知られる。保温性の悪い住宅が多く、各家庭は灯油で暖房を行い、県内から出る二酸化炭素の排出量も多い。そこで長野県は2030年度の温室効果ガスの排出量を90年比で30%減らす目標を掲げ、太陽光発電、森林を生... -
リサイクル
「夢のリサイクル」とうたわれたごみ固形化燃料・RDFの末路
桑名市にある三重県のRDF焼却発電施設。 杉本裕明氏撮影 転載禁止 さまざまなところで実行されているリサイクルですが、この9月、「夢のリサイクル」と呼ばれた施設が、17年間の歴史に幕を下ろしました。家庭ごみを原料とするRDFと呼ばれるごみ固形燃料を... -
不用品回収
リユースの請負人⑤ 大木基季さん/買取価格アップが功を奏した福岡支店
「買い取り価格を上げて、みんなが求める中古品を提供したい」と語る大木基季さん。 杉本裕明氏撮影 転載禁止 福岡県直方市の工場団地の一角にある福岡支店の大きな倉庫には多数中古家電が整然と積み上げられている。店長の大木基季さん(31歳)は若いが、所... -
不用品回収
リユースの請負人④ 小林富雄さん/埼玉の整理された中古品買取の現場!
「整理整頓こそリユースの命」と語る小林富雄さん。 杉本裕明氏撮影 転載禁止 浜屋のリユース事業を支えるのは、買い子さんと呼ばれる不要品回収業者が持ち込んだ中古の家電や雑貨を買い付け、保管し、コンテナに積み込んで港に送る仕事だ。重い家電製品を... -
リサイクル
リユースの請負人③ 儀間商店社長天沼洋史さん/スクラップが大金に?
「『これが大金になるのか』とスクラップに新鮮な驚き」と語る天沼洋史さん。 杉本裕明氏撮影 転載禁止 「リユースの請負人」の第3回は、スクラップ業の儀間商店の社長の話である。鉄と銅など非鉄金属を工場などから買い取り、裁断したり圧縮したりして、... -
不用品回収
リユース請負人② 三浦好統さん/関西の不要品が集まる大阪支店
「一人ひとりを認めてあげることから始まる」と語る三浦好統さん。 杉本裕明氏撮影 転載禁止 浜屋の大阪支店は、大阪府岸和田市の岸壁の近くにある。倉庫群の一角に構えた支店には、大阪だけでなく、奈良県や和歌山県からも不要品回収業者の軽トラックが集... -
不用品回収
リユース請負人① 若生陽介さん/所沢の中古品を海外へ!
「仕事は1人でできない、だから助け合うんだ」と語る若生陽介さん。 杉本裕明氏撮影 転載禁止 リユース業の大手、浜屋(埼玉県)は、不要品回収業者が軽トラックで住宅街を回って市民から集めてきた不要品を買い取り、それをコンテナに詰めて東南アジアやア...