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エコな文房具を選ぼう!エコマークのついた注目の文房具を紹介

学校で何気なく使っているノートや鉛筆、オフィスで使っているボールペンやファイルなどの文房具。何を基準に選んでいますか?多分、機能性やデザイン性を重視して選んでいる人は多いかもしれませんね!

でもこれからは、「エコであるか」にも注目してみませんか?エコマークがついた文房具を選ぶことは、企業の持続可能な製造を促すことにもつながります。エコマークがついている文房具や、エコな文房具を製造している企業について見ていきましょう!

目次

エコな文房具についているエコマークは「エコな資源を使っている」という意味だけではない!

地球を手で優しく包み込んだ形のエコマーク。エコな資源を使っていることはイメージできますが、どんな基準で付けられるマークなのでしょうか。エコマークとは、公益財団法人日本環境協会が認定するマークのことです。国際標準化機構の規格ISO14020、ISO14024に従って認定しています。

エコマークは、単にエコな資源を使っている製品に付けられるマークではありません。製品の生産から廃棄までのライフサイクルにおいて、さまざまな環境基準を満たしていないと付けられないものなのです。

製品のライフサイクルの中で、ほかの製品と比べて環境負荷が低かったり、消費者が利用することで環境保全に役立つ製品に与えられます。

エコマークが付けられている目的は、以下の二つにあります。

  • 消費者が製品と環境の関係を考えるきっかけを与える
  • 消費者が環境に優しい製品を選ぶ上での目安になる

消費者がエコマークを意識して選択することで、環境に配慮した製品が増え、企業の持続可能な製品作りを促すことにもつながります。

エコマーク付きの文房具の中でも注目のエコ製品をご紹介

それでは、エコマークのついたエコな文房具の中でも、特に注目の製品を紹介していきます!

トンボ鉛筆 リサイクル鉛筆 木物語

もともとは廃材となる予定だった木材から使える部分を切り出し、端同士をつなぎ合わせて作る鉛筆です。材料となる木材は適正に管理された森林由来のものを使用し、黒鉛もリサイクルしたものを使用するなど、とことん環境に配慮されています。

ニチバン 付箋 ポイントメモ

古紙パルプ配合率70%の再生紙を使用した、付箋です。粘着力は弱めであることから、何度も貼ったり剥したりしやすい人気製品。

サクラ ノックスボール100Kエコフィール

軸・クリップ部・グリップに再生プラスチックを使用しており、製品全体での再生プラスチック使用率は91%。指に優しくフィットすると人気です。

コクヨ 修正テープ「ケシピコ」

テープ部分が詰め替え式になっているので、本体を繰り返し使用できるタイプです。再生プラスチックの使用率が、77%のエコな製品。

シャチハタ スタンプ台

このシャチハタは、インクを補充すれば、繰り返し使えるタイプです。容器には再生樹脂を使用し、再生プラスチックの使用率は80%。シャチハタ独自のインクコントロール技術で、スタンプに適量のインクをつけられます。そのため、素早く乾き、色も鮮やかで濃いのが特徴です。

ニチバン セロテープ(R) 直線美TM mini

エコマークに加えて、バイオマスマーク(バイオマスを使用した製品に表示されるマーク)もついている製品。製品の材料に、動植物由来の再生可能資源であるバイオマスを利用しています。

バイオマスを利用して作られた製品であれば、焼却時に二酸化炭素が排出されたとしても、それは植物が成長過程で吸ったものが大気中に戻るだけなので、二酸化炭素の排出量は実質ゼロということになります。
それに対し、化石燃料は大昔の植物や動物が変化したもので、これを焼却した場合は現代の大気中になかった二酸化炭素を排出してしまうことになるのです。

そのため、バイオマスを利用して作られた「ニチバン  セロテープ(R)  直線美TM mini」はエコな文房具と言えるでしょう。また、再生プラスチックの使用率は88%以上という特徴もあります。

さらに、エコなだけでなく、テープの切り口が直線状になるよう、カッターに工夫がされているため、文房具としての機能性も抜群です。

エコな文房具作りに積極的な企業を紹介!

エコな文房具作りで注目されている企業について、見ていきましょう!

トンボ鉛筆

エコマークを認定している公益財団法人日本環境協会が、2010年から毎年行っている「エコマークアワード」で、2017年に優秀賞を受賞しています。1992年に「フィンガージョイント技術」という廃材の切れ端をつなぎ合わせる技術を用いて作った鉛筆で、エコマークを取得している企業です。製品の開発だけにとどまらず、子どもの環境教育にも力を入れており、出張授業や環境情報のWebサイト(トンボKIDS)の公開などもしています。

サンスター文具

廃棄時の分別のしやすさを考えた、分解しやすい文房具作りや、再生紙を利用した製品の開発をしています。再生紙を使用したノートやバインダー、レターなどの紙製品は、すべてエコマークを取得。また、テープカッター「LaCut(ラカット)」のように、一つの工具だけですべてのパーツを分解できる、「使いやすさから捨てやすさまで考慮した製品」も製造しています。

オルファ

カッターメーカーのオルファは、カッターのグリップとホルダーに再生樹脂を100%使用したり、分別廃棄できるように設計した「エコカッター」でエコマークを取得しています。そのほかにも、カッターマットの素材には焼却時に有害ガスが発生しないオレフィン樹脂を使用するなど、環境に配慮した製品「エコシリーズ」を販売しています。

消耗品だからこそエコな文房具を使えば、ゴミを減らせるかもしれない

エコマークの付いたエコな文房具は、製造から廃棄まで一貫して環境に配慮されています。今までエコマークの存在に気付いていなかった方も、これからはあえてマーク付きの文房具を選んでみてはいかがでしょうか。

資源を大切にし、廃棄時にも環境負荷が低い製品が選ばれれば、持続可能な製品作りが当たり前となります。すると自然とゴミの削減につながり、廃棄で焼却される量が減ることで、二酸化炭素の排出量も削減できるかもしれません。小さな選択が、地球の未来を守ることにつながるのです。

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この記事を書いた人

2児の子育て奮闘中の30代ママライター。小さな頃から母親と祖母に、「もったいない教育」をされてきたせいか、物もお金も「もったいない」と思う節約体質になりました。そんな節約体質ならではの情報や、女性、子どもに関連する楽しいお役立ち情報をお届けいたします!

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