2020年、世界的に猛威を振るう新型コロナウイルスですが、感染拡大を防ぐために様々な対策が講じられています。
営業自粛やイベント中止などの対策が話題になっていますが、テレワークの注目度も高くなっています。
導入したくても「テレワーク用のパソコンがない!」「パソコンの準備にコストをかけたくない」などの悩みが出ることもあるでしょう。
そんなときは、中古品のノートパソコンを用意すると良いかもしれません。新型コロナウイルス対策となるテレワークと、テレワークに合った中古パソコンの選び方をご紹介します。
新型コロナ感染対策にテレワークを推奨
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、政府は2020年の2月25日に、対策の基本方針を発表しました。
感染経路が明らかでない患者の発生、小規模の患者集団の発生が確認されているため、具体的な対策方針が示されたのです。
そこでは、外出自粛や学校の臨時休校の実施があり、他にも人々が密接して移動する通勤についても対策が触れられていました。
通勤による感染拡大防止の手段として、挙げられたのがテレワークです。テレワークはパソコンとインターネットの環境があれば、在宅からでも勤務が可能です。そのため、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する手段だと注目されたのです。
新型コロナウイルスの感染拡大は、現在でも収束の気配はなく、4月7日には、7つの都道府県に対して緊急事態宣言も発令されました。
今まで以上に、人の接触機会を削減する必要があり、テレワークは重要な役割を担うと考えられます。
テレワークの導入に合わせて、パソコンの購入を考えている人も少なくないでしょう。それでは、テレワークを導入するためには、どのようなパソコンが必要なのでしょうか。
テレワークに最適なパソコンとは?
テレワークのためにノートパソコンを用意しようにも、どのようなものを選べばいいのか、迷ってしまうこともあるでしょう。
どんな性能や機能が必要か、ということだけではなく、予算もできるだけ抑えたいところです。
テレワークに必要なパソコンの性能や機能、それから予算を抑える方法をご紹介します。
テレワークに必要な性能
パソコンは性能によって、同時に多くの作業ができる量が違ったり、ファイルの立ち上げスピードが違ったりと、作業効率がかなり変わってきます。
パソコンの性能を見極めるためには、大雑把に言えば「CPU」と「メインメモリ」「ストレージ」を確認したいところです。
まず、CPUはCentral Processing Unitの略で、パソコンの動作を制御・演算する、頭脳とも言えるような役割を持ったパーツです。
CPUの性能が高ければ、パソコンの動作がよりスムーズになります。テレワークにより、ビデオ会議を行う場合は4コア以上のCPUを選ぶと、複数のアプリケーションを動かしながら会議を進められるので、安心でしょう。
メインメモリはCPUが演算したデータを記憶する役割があります。メモリがよく例えられるのは、机や作業台です。机や作業台が広ければ、作業がしやすくなるのと同じで、メモリの容量が大きければ、パソコンが安定して素早く動作します。
ブラウジングやワープロ、表計算の作業が中心の事務作業であれば、4GBでも十分ですが、複数のアプリケーションを使用し、複数のタブでブラウザを使用する、大容量のデータを扱う場合は、16GB以上のメインメモリを搭載したいところです。
そして、ストレージですが、これはデータを保存する役割を持っています。ストレージが大きければ、より多くのデータを保存できます。また、ストレージにはHDDとSSDがあります。
これはSSDの方がOSの起動やアプリケーションの読み込みが速く、耐衝撃性にも優れるとも言われています。テレワークに使うパソコンを頻繁に持ち運びする場合は、ストレージにSSDを搭載したものを検討するといいかもしれません。
テレワークに必要な機能
テレワークを導入する上で、心配になるのは顔と顔を合わせた会議が難しいことです。
しかし、ビデオ会議を使えば、離れた同僚たちとも顔を合わせた会議が可能です。
ただ、ビデオ会議を行う上で必須なパソコンの機能があります。それがカメラとマイクの機能です。
最近のWindows10のノートパソコンであれば、ほとんどがカメラとマイクを搭載しています。
しかし、予算の関係で古いモデルのパソコンを使用する場合は、カメラとマイクが搭載されているか、きちんと確認する必要があるでしょう。
予算が気になるなら中古で
テレワークのために、ノートパソコンを用意する上で、一番気になるところは、やはり予算ではないでしょうか。
いくら必要経費とは言え、可能な限り予算は抑えたいところです。
そんなときに、せひ検討してほしいのが、中古・リユース品のノートパソコンを購入することです。
中古・リユース品のノートパソコンであれば、予算を抑えることはもちろん、貴重な資源を無駄にしないことにもつながります。
新しいノートパソコンの価格を見てテレワークをあきらめてしまう前に、中古・リユース品のノートパソコンを確認してみましょう。
テレワーク導入の課題は他にも
テレワークの導入については、話題になっていますが、多くの課題も見られています。
厚生労働省は4月4日に、LINEと共同で調査したアンケートの結果を発表しました。
そこで、テレワークの導入率が5.6%ということが分かりました。
参考:厚生労働省 新型コロナウイルス感染症対策の調査に関連してLINE株式会社が健康状況等を尋ねる全国調査(第2回)を実施します
他にもテレワークによる在宅勤務にも関わらず、印鑑を押すためだけに出社を迫られる会社も話題になっています。
様々な問題があるため、簡単にはテレワークを導入できない、という企業も多いのです。
これらの問題をクリアし、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、まずは中古・リユース品のパソコン探しから始めてみるのはいかがでしょうか。
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