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みつろう(蜜蝋)ラップでおしゃれにエコを楽しもう!作り方も紹介!

使い終わったら1回で捨ててしまう食品用ラップを、もったいないと思ってはいませんか?食べ物を保存容器で保存するのも手ですが、「洗い物が増える」「容器の収納に場所を取る」「おにぎりは包みたい」と思われている方も多いのではないでしょうか。

みつろう(蜜蝋)ラップは、そんな問題を解決してくれるエコな食品用ラップです。実は、みつろうラップは、今のプラスチック製のラップが使われるようになる前から使われており、今再注目されています。

そこで今回は、みつろうラップについて以下のラインナップでご紹介していきます!

  • みつろうラップとは何なのか
  • みつろうラップのメリット・デメリット
  • みつろうラップを販売している企業の紹介
  • みつろうラップの作り方
  • みつろうラップのお手入れ・保管方法

みつろうラップの幅広い魅力に、せまります!

目次

みつろうラップは「みつばちの巣からとれる蝋(ろう)」で作るエコな食品用ラップ

みつろうラップとは、みつろう(蜜蝋)と呼ばれる「みつばちの巣からとれる蝋」や、植物性のオイル、樹脂などを布に浸み込ませて作る、食品用ラップのことです。

みつろうには抗菌作用があるため、食材が傷みにくく、適度な通気性によって食材の鮮度を保てます。そのため、以下のようなものを包むのがおすすめです!

  • 野菜
  • お菓子
  • おにぎり
  • 残り物のおかず容器

プラスチック製のラップは、使い捨てられるのでとても便利です。しかし、埋め立てても分解されず、リサイクルも難しいため、地球環境にとって持続可能な製品とは言い難いのが現実です。

プラスチックごみが地球環境に与える影響について知りたい方は、こちらの記事もぜひ読んでみてください。

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一方で、100%天然素材で作られた「みつろうラップ」は繰り返し使え、不要になったあとも燃えるゴミとして処理できる環境に優しいラップと言えます。

みつろうラップのメリットとデメリット

みつろうラップには、環境に優しいこと以外にも、たくさんのメリットがあります。しかし、プラスチック製のラップとすべて同じような使い方ができるわけではないため、デメリットも存在することを知っておきましょう。

ここでは、みつろうラップのメリットとデメリットを紹介していきます。

みつろうラップのメリット

みつろうラップのメリットは、6つあります。

1.洗って何回も使える

みつろうラップは、プラスチック製のラップとは異なり、洗えば何回も使えます。みつろうはワックスのように水をはじくため、ぬるま湯でさっと流して、干しておくだけとお手入れが簡単です。

2.様々な形のものにフィットする

みつろうは溶けだす温度が低いため、手で触れただけで柔らかくなります。手で覆いながらお皿や食材を包むと、柔らかくなったみつろうラップが様々な形のものにフィットします。

3.布の柄がおしゃれでキッチンのインテリアになじむ

みつろうラップは、販売されているものの多くがデザイン性が高く、おしゃれな柄が豊富です。キッチンの雰囲気に合わせてデザインを選べば、インテリアによくなじみます。

4.化学物質無添加だから安心

みつろうラップは、化学物質を使わず、すべて天然素材で作られています。おにぎりや、お菓子など、直接ラップと触れるものを包んでも安心です。

5.食品が長持ちする

プラスチック製のラップとは異なり、一定の通気性と保湿性があるため、食材の鮮度を保ちやすい特徴があります。中でも水分の多い野菜は、適度な湿度を保てるため、傷み防止に効果的です。

6. 手作りできるから経済的

販売されているみつろうラップのなかには、お値段が高めのものもあります。みつろうラップは手作りできるので、経済的に使えますし、お気に入りのデザインをいくつも作れるメリットがあります。

みつろうラップのデメリット

みつろうラップは天然素材を使用している性質上、使い方に注意する必要があります。何にでも使えるわけではないことが、デメリットと言えるでしょう。以下にデメリットを5つご紹介します。

1.電子レンジで温められない

みつろうは手で触れただけで柔らかくなるほどなので、電子レンジで加熱すると溶けだしてしまいます。そのため、電子レンジでの温めには使えないことがデメリットです。

2.お湯や洗浄力の強い洗剤で洗えない

みつろうは、熱いお湯でも溶けだしてしまいます。洗うときは、水かぬるま湯で洗いましょう。洗剤で洗うこともできますが、洗浄力の強い洗剤は、みつろうを落としてしまう場合があります。アルコール無添加の洗剤を選ぶとよいでしょう。

3.包んだ中身が見えない

みつろうラップは布でできているため、覆ってしまうと中身が見えないことが難点です。中身が見えないことで、ついつい長期間置いてしまい、腐らせてしまう場合もあります。

4.生肉・生魚・油もの・柑橘系には使えない

熱湯消毒ができないため、生肉や生魚、油っぽいものを保存できません。また、酸の強い柑橘系のオレンジやパイナップなどは、みつろうを溶かしてしまうので不向きです。

5.冷凍には向かない

冷凍できないわけではないのですが、劣化が早まってしまうため、冷凍保存での使用は推奨されていません。

みつろうラップを販売している企業

みつろうラップを販売している企業は、世界各国にあります。ここでは、中でも素材にこだわり、デザイン性の高い2つの企業を取り上げます。

Bee Eco Wrap

オーガニックのコットン生地に、みつろうとホホバ油、木の樹脂を加えたものを浸み込ませて作る、オーストラリア製のみつろうラップです。天然オーガニック素材100%で一つ一つが手作りなので、安心して食品に使えます。

ショッピングサイトでは、18cm×18cmのSサイズで1枚800円前後。フルーツや野菜を切ったものを包むのにちょうどいい大きさです。

Bee Eco Wrapは、カラフルで温かみのある布のデザインが人気。幾何学模様、モダン柄、北欧風、日本の手ぬぐいに似たデザインなど、種類が豊富です。キッチンのインテリアとしても映えるので、何種類も揃えて楽しめます。

参考:Bee Eco Wrap 地球に優しい、プラスチックを使わないオーガニック・フードラップ!

aco Wrap

国産のみつろうラップを製造販売している、岐阜県の企業です。岐阜県のみつばちの巣からできたみつろうに、オーガニックのホホバ油、植物由来の天然樹脂をブレンドし、オーガニックコットンに浸み込ませています。

染め、裁断、加工までをすべて手作りした徹底ぶり。形は丸くて可愛らしく、日本ならではの優しい色合いで、和テイストのキッチンに馴染むデザインです。直径13cmのSサイズで1,300円と少々値段が高めですが、繰り返し使えるので長期的に見ればお得に使えます。

参考:aco wrap 洗って何度も使える天然ラップ

みつろうラップは実は自分で作れる!作り方をご紹介!

より経済的に、自分好みの「みつろうラップ」を利用したい方は、手作りもおすすめです。たった4工程だけで作れる、みつろうラップの作り方をご紹介します。

用意するもの

みつろうラップを作るために用意するものは以下の通りです。

  • アイロン台
  • アイロン
  • 新聞紙かチラシ
  • クッキングシート
  • みつろう(粒状)

作り方

みつろうラップの作り方は以下の手順となります。

  1. 下の図のような順番で、アイロン台の上に新聞紙と、クッキングシート、布、みつろうを重ねていきます。
  2. 80~120℃の低温に温めたアイロンを、一番上のクッキングシートの上から押し当てます。
  3. 一カ所につき3~5秒ほどアイロンを押し当て、みつろうが全面にまんべんなく溶けるようにします。
  4. みつろうが布全面にまんべんなく溶けたら、上下のクッキングシートをはがし、みつろうが冷めるまで待ちます(5分くらい)。

あらかじめ粒状のみつろうを、ホホバオイルやココナッツオイルなどにからめておくと、抗菌性や柔軟性がアップします。

たった4工程で、オリジナルのみつろうラップができます。好みの生地とみつろうを手芸店やインターネットなどで購入すれば、お気に入りのデザインがいくつもできて経済的です!

みつろうラップのお手入れ方法と保管方法

みつろうラップは、お手入れと保管の方法のちょっとしたポイントさえ知っておけば、簡単に使いこなせます。ここでは、お手入れと保管の方法について簡単に解説します。

基本的に手で洗うのがおすすめです。洗濯機や食洗器は使わないようにしましょう。

  1. アルコール不使用の食器用洗剤(石鹸でもOK)をつけた柔らかいスポンジで、優しくこすります。
  2. 水やぬるま湯で、きれいに洗剤を洗い流します。
  3. 布でかるく拭き、直射日光を避けた風とおしのよいところで自然乾燥させます。
  4. 長期間使用しない場合は冷蔵庫で保管すると、カビの発生や、みつろうの溶解を抑えられます。
  5. 折り畳んで保管すると折り目がついてしまうので、開いた状態での保管がおすすめですが、吊るしてもOKです。

繰り返し使えるみつろうラップでおしゃれにプラスチックごみを削減!

使い捨てのラップは洗う手間もなく重宝しますが、果たしてこのまま使い捨て続けていてよいのでしょうか。便利なものと引き換えに、地球環境を壊していることを意識するだけでも、地球に優しい生活ができます。みつろうラップは、先人が考えた持続可能な食品保存グッズです。ちょっと扱いが面倒と思うところもありますが、お気に入りのデザインのものを使えば、自然と愛着を持て、おしゃれにプラスチックごみを削減できるかもしれません。

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この記事を書いた人

2児の子育て奮闘中の30代ママライター。小さな頃から母親と祖母に、「もったいない教育」をされてきたせいか、物もお金も「もったいない」と思う節約体質になりました。そんな節約体質ならではの情報や、女性、子どもに関連する楽しいお役立ち情報をお届けいたします!

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